【8月21日 AFP】オランダとデンマークは20日、米国製戦闘機F16をウクライナに供与することを決定した。ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)同国大統領はこの日両国を訪れ、「歴史的な」決定だと謝意を示した。

 米国は18日、両国によるウクライナへのF16供与を承認したと発表。今月中にウクライナ軍操縦士の訓練が開始される予定で、2024年初めの実戦配備を想定している。

 ゼレンスキー氏はオランダ・アイントホーフェン(Eindhoven)の空軍基地で、マルク・ルッテ(Mark Rutte)首相と会談し、同国の決定について「われわれにとって実に歴史的で、力強く、勇気付けられるものだ」と述べた。

 ルッテ氏は供与される戦闘機の機数に関しては未定としていたが、ゼレンスキー氏は後の声明で「42機だ」と語った。

 ゼレンスキー氏はこの後、デンマーク・スクリュズストロプ(Skrydstrup)空軍基地も訪れ、メッテ・フレデリクセン(Mette Frederiksen)首相と会談。フレデリクセン氏は19機の供与を発表した。

 フレデリクセン氏によると今年末までに6機、2024年中に8機、2025年に5機が引き渡される予定。(c)AFP