【8月20日 AFP】台湾の呉釗燮(Joseph Wu)外交部長(外相)は19日、中国が台湾周辺で軍事演習を開始したのを受け、次期総統選に干渉しようとしていると非難した。

 呉氏は外交部(外務省)のX(旧ツイッター〈Twitter〉)アカウントに、「中国が次期台湾総統選に干渉する意向であることが明示された」「だが、選挙結果を決めるのは台湾国民であり、隣のいじめっ子ではない」とポストした。

 中国の国営新華社(Xinhua)通信は、中国が同日、「台湾周辺において空軍と海軍による合同でのパトロールと軍事演習を開始した」と伝えた。

 台湾は同日午後までに、中国の軍用機42機が防空識別圏(ADIZ)に進入したと発表。軍事演習への中国軍艦8隻の参加も確認したという。(c)AFP