【8月18日 AFP】7人制ラグビー元ニュージーランド代表のジョージ・ティルスレー(George Tilsley、31)が、恋人への暴力で執行猶予付き禁錮6月の有罪判決を言い渡された。フランス・トゥールーズ(Toulouse)の検察が17日、AFPの取材で明らかにした。

 フランスリーグ・トップ14の王者スタッド・トゥールーザン(Stade Toulousain)に所属するWTBティルスレーは、今月10日に警察に拘束され、罪状認否で罪を認めた後、罪が軽くなる簡略化された手続きの下で召喚されていた。今後は2年間の保護観察となり、被害者との接触も禁じられる。

 ティルスレーは2014年、パプアニューギニア出身としては史上初めて7人制のオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)に選出された。翌年にはトップ14のアジャン(SU Agen)に加入し、その後はユニオン・ボルドー・ベグル(Union Bordeaux Begles)やペルピニャン(USA Perpignan)でプレーした。

 現在はトゥールーザンに所属し、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)で不在となるメンバーの穴を埋める役割を果たしているが、チームによるとティルスレーは事件当時、膝のけがで公式の休養に入っており、その期間が終了する今月末まで何の処分も下されないことになっている。

 トゥールーザンは18日のバイヨンヌ(Bayonne)戦で新シーズンの幕を開ける。(c)AFP