【8月18日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)は17日、日本代表MF遠藤航(Wataru Endo)がイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)へ移籍することを容認したと明らかにした。

 シュツットガルトを率いるセバスチャン・ヘーネス(Sebastian Hoeness)監督は、遠藤が「クラブからリバプールとの交渉を許可された」と述べた。また、メディカルチェックのために英国へ飛び、この日は練習に参加していないとも明かし、「彼は30歳にして、プレミアリーグのリバプールに加入する機会を得た。それは彼の夢だ」と語った。

 ヘーネス監督は「とてつもなく重要な選手」の損失を「喜んでいない」とした一方で、「クラブの視点からすれば、経済的なパッケージは良い」と述べ、「彼がいなくなるのは寂しい」と別れを惜しんだ。

 独誌キッカー(Kicker)によれば、リバプールはシュツットガルトに移籍金2000万ユーロ(約32億円)を支払うという。

 シュツットガルトとの契約が2024年に満了予定だった遠藤のリバプールへの電撃移籍は、同クラブの新スポーツディレクターであるヨルグ・シュマッケ(Jorg schmadtke)氏が話をまとめた。

 リバプールは今夏、主将のジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)とファビーニョ(Fabinho)がサウジアラビアへ移籍して以降、守備的MFとの契約を模索していた。

 しかし、獲得を目指していたブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)のモイセス・カイセド(Moises Caicedo)はチェルシー(Chelsea)と契約。サウサンプトン(Southampton FC)のロメオ・ラビア(Romeo Lavia)も、チェルシーへの移籍が濃厚となっている。(c)AFP