【8月15日 AFP】ノルウェー南部で14日、鉄道橋が崩落した。橋は連日の豪雨による増水のため通行止めとなっていたため、死傷者は出ていない。警察が明らかにした。

 国営テレビNRKの映像では、ローゲン(Lagen)川の増水で不安定になった橋脚が崩れ落ち、橋が真っ二つに折れる様子が確認できる。

 地元警察は「人的被害は報告されていない」とX(旧ツイッター〈Twitter〉)に投稿した。

 エイズボル(Eidsvoll)とトロンヘイム(Trondheim)を結ぶ路線にある鉄道橋は、連日の豪雨による増水を受け、通行止めとなっていた。

 ノルウェーとスウェーデンは先週、暴風雨「ハンス(Hans)」に見舞われた。ノルウェーでは土砂災害が発生。数千人が避難を余儀なくされ、交通も大きく乱れた。

 ノルウェー南東部リンゲリケ(Ringerike)では、14日朝の時点で住民920人がまだ帰宅できていない。

 他の被災地は日常を取り戻しつつあるが、南東部では15日にさらなる豪雨が予想されており、当局は土砂災害への警戒を呼び掛けている。(c)AFP