【8月14日 AFP】ポーランドのマリウシュ・カミンスキ(Mariusz Kaminski)内相は14日、首都ワルシャワと主要都市クラクフ(Krakow)でロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)に関する「プロパガンダ用の印刷物を配布した」としてロシア国籍の男2人を拘束したと発表した。

 カミンスキ氏は「2人はいずれもスパイ容疑で拘束された」とX(旧ツイッター〈Twitter〉)に投稿した。

 ポーランドの防諜(ぼうちょう)機関によると、2人は「クラクフとワルシャワの公共の場所で冊子約300部を配布した」として、11日に拘束された。

 冊子には、ワグネルの「戦闘員勧誘ウェブサイト」へのリンクが記載されており、2人はモスクワで受け取ったとされる同冊子を3000部以上所持。当初は12日にポーランドから出国予定で、活動の対価として「最大50万ルーブル(約70万円)」を受け取る手はずだったという。
 
 ポーランドメディアは先週、ワグネルのロゴと英語での勧誘文句、同社に関するロシア語サイトにつながるQRコードが印刷されたステッカーが国内で出回っていると報じていた。(c)AFP