【8月14日 CNS】カードゲーム大手「卡遊(Kayou)」の山東省(Shandong)地域初の旗艦店が7月14日、青島市(Qingdao)にオープンした。この店舗の開業は、青島市民にカードゲーム文化の体験をもたらすだけでなく、地域のトレンド玩具経済にも彩りを添えている。

 卡遊はカードゲーム業界のトップ企業であり、優れた製品を通じて古典的でオリジナルな知的財産権(IP)の文化的価値を伝播している。協力しているIPには、「マーベル・スタジオ(Marvel Studios)」「名探偵コナン(Detective Conan)」「マイリトルポニー(My Little Pony)」などの世界で有名なIPのほか、「斗羅大陸 ~7つの光と武魂の謎~」や「エギーパーティー(Eggy Party)」「卡遊三国」などの中国漫画や伝統文化に基づくオリジナルIPもある。

 卡遊の青島旗艦店は、凱徳MALL(CapitaMall)・新都心デパートのB1階に位置している。このデパートは大きな影響力と知名度を持っており、そのファッション性と多様性に富んだ店舗構成で知られている。B1階のトレンド玩具・フィギュアエリアは多くのポップカルチャー・ファンを引きつける重要なスポットであり、卡遊の旗艦店の登場はこのエリアに新たな特色をもたらし、消費者により充実した文化消費体験を提供していく。

 店長によると、卡遊の青島旗艦店は、地元の消費者だけでなく、済南市(Jinan)、煙台市(Yantai)、威海市(Weihai)などのファンの店内での「来店チェックイン」や対面での交流も引きよせている。卡遊はエンタメとソーシャルを融合させた多次元プラットフォームの構築に取り組んでいる。カードゲームは異なる都市からのファンのソーシャル媒体として、社交の多様性をより豊かにしている。

 卡遊は、カードゲームおよび関連する文化クリエイティブ派生商品の研究開発と製造運営に加え、オリジナルの英雄大戦シリーズ大会のゲームカードも発売し、カードゲームの競技の発展を推進している。店内の大会エリアで親善試合を行っている選手の袁(Yuan)さんの親は、山東は伝統文化の雰囲気が濃厚な地域であり、子供たちは幼少時から孔子(Confucius)や荀子(Xunzi)などの物語を聞きながら成長してきた。一方で、「卡游三国」などのカードゲームは新たな形式によって歴史文化の学習への興味を持たせるもので、称賛に値するものだと語った。

 紹介によると、卡遊の旗艦店は、新型消費シーンの窓口かつ興味を引く文化的な場所として、消費者にカードゲーム文化の独自の意義と創造的な精神を示している。卡遊は中国漫画やオリジナル文化のIP派生商品を通じて、伝統文化と現代の要素を融合させ、新世代の消費者に伝統文化を広め、山東地域でカード文化と競技スポーツマンシップを新たな活力として発展させている。(c)CNS/JCM/AFPBB News