【8月14日 AFP】南米コロンビアの検察当局は12日、アマゾン(Amazon)の密林で小型飛行機の墜落事故後40日ぶりに発見された先住民のきょうだい4人の父親について、継娘に対する性的虐待容疑で訴追したと発表した。

 小型機の墜落事故では、母親を含め、大人の同乗者3人は全員死亡。長女のレスリーさん(13)は、ジャングルのことや、ヘビやジャガーといった野生動物、武装ゲリラなどについて熟知しており、その知恵のおかげで生き延びたとされている。

 子どもたちは救出後、1か月間入院。その後、保護していた家族福祉当局が、レスリーさんが性的虐待を受けていた疑いがあるとして検察に通報した。

 検察当局は、下の2人の子の父親であるマヌエル・ラノケ(Manuel Ranoque)容疑者を11日に逮捕。レスリーさんを10歳の時から虐待していたとしている。容疑は否認しているという。

 一家が住んでいた集落の首長も6月末に地元テレビ局に対し、ラノケ容疑者がレスリーさんを虐待した「兆候があった」と語っていた。(c)AFP