【8月14日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、AIG全英女子オープン(AIG Women's Open 2023)は13日、英南部タドワース(Tadworth)のウォルトンヒースGC(Walton Heath Golf Club、パー71)で最終日が行われ、リリア・ブ(Lilia Vu、米国)が通算14アンダーで今季メジャー2勝目を挙げた。

 最終日を「67」で回り、ともに首位から出た2位のチャーリー・ハル(Charley Hull、イングランド)に6打差をつけての圧勝。ネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)を抜き、世界ランキング1位に浮上することも確定した。

 25歳のブは、2月のホンダLPGAタイランド(Honda LPGA Thailand 2023)でツアー初勝利を挙げると、4月のシェブロン選手権(The Chevron Championship 2023)でメジャー初優勝を果たしたが、その後は全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2023)と全米女子オープン(US Women's Open Championship 2023)のメジャー2大会連続で予選落ちしていた。

 優勝後のスピーチでは、「少し信じられない。ここ数か月は本当に苦しくて、今週は戦える状態にだけしたいという思いだった」とした上で、「2勝できたのはまぐれだと思っていた」と自信を失っていたことを明かして涙を流し、家族やチームのサポートに感謝した。

 大会2勝の申智愛(Shin Ji Yai、シン・ジエ、韓国)が通算7アンダーで3位だった。

 日本勢は岩井明愛(Akie Iwai)と畑岡奈紗(Nasa Hataoka)が通算2アンダーで11位タイ、古江彩佳(Ayaka Furue)、山下美夢有(Miyu Yamashita)、西村優菜(Yuna Nishimura)、勝みなみ(Minami Katsu)の4人が通算イーブンパーで21位タイに入った。(c)AFP