【8月13日 AFP】2023年のバスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入り式典が12日に行われ、米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手のトニー・パーカー(Tony Parker)氏やダーク・ノビツキー(Dirk Nowitzki)氏、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)氏、パウ・ガソル(Pau Gasol)氏らが表彰された。

 他にはNBAのサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)を率いるグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)や米女子プロバスケットボール(WNBA)で6度のオールスター選出を誇るベッキー・ハモン(Becky Hammon)氏らが殿堂入りした。

 パーカー氏はフランス、ノビツキー氏はドイツ、ガソル氏はスペインの出身で、今年の殿堂入りメンバーはグローバルな顔ぶれとなった。

 パーカー氏は、ポポビッチHCが率いるスパーズで01〜18年に主力として活躍し、4度のNBA制覇を経験。07年のNBAファイナルでは最優秀選手(MVP)に輝いた。オールスターには6度選出され、19年にシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)で現役を退いた。

 ノビツキー氏は、21年間のNBA生活をダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)一筋で過ごし、10-11シーズンにチームの優勝に貢献。自身もファイナルMVPに輝いた。07年にはレギュラーシーズンMVPを受賞し、オールスター選出は14回。19年に引退した。

 ウェイド氏は、マイアミ・ヒート(Miami Heat)で3度のNBAタイトルを獲得し、06年にはファイナルMVPに選ばれた。ヒートの他にはシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)やクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)でプレーし、オールスターには13度選出された。

 ガソル氏は、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)で2度のNBA王者に輝き、オールスターには6度選ばれた。01〜19年のNBA生活ではメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)、レイカーズ、ブルズ、スパーズ、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)を渡り歩いた。

 ポポビッチ氏は、1996年から現在も率いているスパーズを5度の優勝に導いた。北米スポーツの監督としては最長の在任期間を誇り、最優秀HC賞も3度受賞。21年の東京五輪では米代表を率いて金メダルを獲得した。(c)AFP