【8月13日 AFP】ドイツ・スーパーカップ(DFL Super Cup 2023)は12日、独ミュンヘン(Munich)のアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は0-3でRBライプツィヒ(RB Leipzig)に完敗し、新加入のハリー・ケイン(Harry Kane)はタイトルを獲得できなかった。

 ケインは、0-2で迎えた64分に新天地デビューを果たしたが、ほとんど印象を残せなかった。また、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)時代に3回、イングランド代表で1回決勝で敗れており、自身初となるタイトル獲得は今回もお預けとなった。

 トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、チームの悲惨なパフォーマンスに言葉を失いながらも、「ケインには申し訳ない。彼はおそらく、われわれが4週間練習をしていないと思っているだろう」と同情した。

 20年を過ごしたトッテナムを離れた30歳のケインは、SNSで「今が去るべきときだと感じた。将来に関していろいろなことが未解決なまま、シーズンに入りたくなかった」と話した。

「もちろん、今は複雑な気分だ。11歳の少年から30歳になる現在まで、20年を過ごしたクラブを離れるのは悲しい。素晴らしい出来事、特別な思い出がたくさんある。一生大事にしていきたい思い出だ」

 対するライプツィヒは、ダニ・オルモ(Dani Olmo)がハットトリックを達成する見事なパフォーマンスを見せ、今季1タイトル目を獲得した。(c)AFP