【8月11日 CNS】世界ロボット大会2023(World Robot Conference 2023)組織委員会によると、同大会が8月16日から22日にかけて北京で開催される。2023世界ロボット博覧会も同時に開催され、総展示面積は4万5000平方メートルで、国内外のロボットメーカー140社以上の600点近くを展示する計画だ。

 今回の大会のテーマは「オープン・イノベーション、未来を共有」。北京市人民政府、中国工業・情報化部、中国科学技術協会による主催で、中国電子学会、北京市経済・情報化局、北京経済技術開発区管理委員会が運営者となっている。

 同大会では、六つのメインフォーラムと30近くのテーマ別フォーラム、および関連イベントが開催される。世界工学団体連盟(WFEO)のホセ・ビエラ(Jose Vieira)会長、中国科学院の外国人会員で、2020年米国電気電子学会(IEEE)の福田敏男(Toshio Fukuda)会長、2000年のチューリング賞受賞者の中国科学院の姚期智(Yao Qizhi)会員など、320人以上の国際組織の代表、著名な科学者、企業家の代表が招待を受けて出席する。こうした専門家陣によるロボットのオープンな協力、技術動向、産業応用、エコシステムの構築に関する基調報告やハイレベル対話が実施する予定だ。

 中国電子学会の副理事長兼秘書長の陳英(Chen Ying)氏は、世界ロボット大会は国際交流・協力のプラットフォームを提供し、産業促進を加速させ、技術をリードする指針になることを目指していると述べた。産業化、専門化、国際化、先進性など多次元で全体的に質を向上させるために努力し、社会各界に「政治、産業、学術、研究、金融、サービス、利用」をカバーするグローバルなロボット産業の祭典を開催することを目指している。

 会期中には、世界ロボット博覧会2023も開催される。今回は初めて「ロボット+」製造業、農業、商業貿易物流、ヘルスケア、ビジネスコミュニティサービス、安全・緊急対応、極限環境応用などの10の応用シーンを全館で展示し、ロボットがイノベーションの促進と経済成長方式の転換などにおいてロボットが果たす積極的な役割を示し、ロボット応用の深さと広さの拡張を推進する。

 同時に、博覧会では、主要部品メーカー30社以上が最新の難関攻略の成果を示し、中国のロボット産業チェーンの強さ・補完性の実力と基幹核心技術のイノベーション力を示す。(c)CNS/JCM/AFPBB News