【8月10日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は9日、ハイテク分野の対中国投資規制に関する大統領令に署名した。半導体、量子コンピューター、人工知能(AI)などが対象になる。

 バイデン政権は軍事、経済、ハイテクなどの分野で中国に対する優位を確立しようとしており、投資規制もその一環となる。大統領令は来年、施行される見通し。

 バイデン氏は2024年大統領選での再選に向け、雇用と経済への関心を強めている。この日はニューメキシコ州ベレン(Belen)で、風力発電用装置を製造するメーカーの新工場の起工式に出席し、「われわれは米国の雇用を輸出する(流出させる)のではなく、国内で雇用を創出し、米国製品を輸出している」と語り、自身の経済政策「バイデノミクス(Bidenomics)」を自賛した。(c)AFP/Aurélia END/Daniel Avis