【8月8日 AFP】ウクライナの首都キーウで6日、巨大な祖国記念碑(Motherland Monument)の女神像が掲げている盾に、ウクライナ国章(三つまたの矛)が取り付けられた。これまで付いていた旧ソ連の国章は取り外された。

 記念碑は、ウクライナ史歴史博物館(National Museum of the History of Ukraine in the Second World War)の敷地に据えられている。女神像の高さは62メートル。

 盾の模様の取り替えは、「非共産化」に向けた取り組みの一環。先月、作業が始まった。

 像の名前は「ウクライナの母(Ukraine Mother)」に変更される予定。取り外されたソ連国章は、博物館で展示されるという。

 博物館のユーリー・サウチュック(Yuriy Savchuk)館長は、「きょうは快晴で、ドニエプル(Dnieper)川も輝いている。空襲警報もない。盾に三つまたの矛が取り付けられた。ウクライナに栄光あれ!」と語った。(c)AFP