【8月7日 AFP】米ワーナー・ブラザース(Warner Bros)が配給する映画『バービー(Barbie)』の北米の週末興行収入が3週連続で1位を獲得し、女性監督による単独作品として初めて世界興収が10億ドル(約1420億円)を突破した。エンターテインメント業界の調査会社エグジビター・リレーションズ(Exhibitor Relations)が6日、発表した。

 週末3日間の北米興収は5300万ドル(約75億円)。累計興収は北米で4億5900万ドル(約650億円)、全世界では10億3000万ドル(約1460億円)とみられている。

 ワーナー幹部によると、同作は、世界興収10億ドルという金字塔を打ち立てただけではなく、同社100年の歴史の中で、男性監督による作品を含め、最速でこの記録を達成した。

 本作はグレタ・ガーウィグ(Greta Gerwig)氏が監督。同氏とパートナーのノア・バームバック(Noah Baumbach)氏が共同で脚本を手掛けた。女性中心で、ピンクに彩られたバービーのファンタジーの世界が現実社会の問題に侵食され、バービー人形が何十年も前から持つ文化的な意義についてコミカルに風刺している。(c)AFP