【8月7日 AFP】ロードレース世界選手権、第9戦英国GPは6日、MotoGPクラス決勝が行われ、アプリリア(Aprilia)のアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)が最終ラップで王者ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)をオーバーテークし、優勝を飾った。

 レース中盤から雨が降り始めて緊迫したレース終盤にスパイスを加わる中、最終周にエスパルガロは完璧なタイミングでバニャイアに襲い掛かった。

 サマーブレーク明けの初戦となった今レースでは、レッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)のブラッド・ビンダー(Brad Binder、南アフリカ)が3位表彰台入りを果たした。

 今季5勝目を逃したバニャイアだが、ムーニーVR46レーシングチーム(Mooney VR46 Racing Team)のマルコ・ベッツェッキ(Marco Bezzecchi、イタリア)がクラッシュでリタイアしたこともあり、総合争いでは2位以下との差を41ポイントに広げている。

 バニャイアは214ポイントでトップに立ち、2位には173ポイントでプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)、3位には167ポイントでベッツェッキが続いている。(c)AFP