【8月6日 AFP】インド・ムンバイで5日、第2次世界大戦(World War II)で広島と長崎に原子爆弾が投下されてから78年になるのに合わせ、平和を願う集会が開催された。

 参加者らは平和への願いを込めたメッセージを顔に書いたり、プラカードを掲げたりして原爆で命を落とした人々を悼んだ。

 広島の平和記念公園で開かれた「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)では、岸田文雄(Fumio Kishida)首相があいさつし、「唯一の戦争被爆国として、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力をたゆまず続けます」と訴えた。

 このなかで岸田氏は、ロシアによる核の脅威にも触れ、「核軍縮をめぐる国際社会の分断の深まりやロシアによる核の威嚇等により、その道のりは一層厳しいものになっている」と述べた。(c)AFP