【8月5日 AFP】リトアニアのアルノルダス・アブロマビチュス(Arnoldas Abramavicius)内務次官は4日、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の部隊が隣国ベラルーシに駐留していることを受け、同国との国境にある検問所6か所のうち2か所を閉鎖する方針を示した。

 北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、NATO圏の「東方前線」に位置するリトアニアは来週、この決定を正式に採択する予定。

 ロシアの同盟国ベラルーシは、ワグネルのロシア軍指導部への反乱後、同戦闘員を受け入れている。

 リトアニアとポーランドの首脳は今週、ベラルーシには既にワグネル戦闘員約4000人が駐留しているとの見方を示した。

 ワグネルの戦闘員が移民を装って流入したり、挑発行為を行ったりする可能性があることから、両国は、ベラルーシとの国境を完全に閉鎖する共同決定を検討している。(c)AFP