【8月4日 AFP】米ポップ歌手テイラー・スウィフト(Taylor Swift)は3日、待望のワールドツアーにカナダ・トロント公演を追加すると発表した。ジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相がカナダでも公演をしてほしいと懇願したことに応えた形だ。

 カナダ通信・メディア大手ロジャーズ・コミュニケーションズ(Rogers Communications)は、スウィフトがErasツアーの一環として、来年11月にトロントで6公演を行うことを明らかにした。チケットの販売は間もなく開始するという。

 スウィフト自身もインスタグラム(Instagram)に、Erasツアーは「まだ終わらない」と投稿。「2024年はマイアミ、ニューオーリンズ、インディ(インディアナポリス)、トロントにErasツアーがやって来る」と述べ、公演日程の一覧を添えた。これによると、トロント公演は来年11月14日~16日と、21日~23日に行われる。

 また、映画監督J・J・エイブラムス(J.J. Abrams)氏の娘で米歌手のグレイシー・エイブラムス(Gracie Abrams)も出演すると付け加えている。

 スウィフトがツアー日程を発表した当初、カナダ公演が含まれていなかったことにカナダのファンは大いに落胆。特にトルドー首相はそれを諦めきれなかったようだ。

 トルドー氏はX(旧ツイッター<Twitter>)でスウィフトの歌詞や曲のタイトルを引用し、「私です、こんにちは(It's me, hi.)。カナダにはあなたを大歓迎して迎えてくれる所がたくさんあるのを私は知っています(I know places)」「だから今年もつらい夏(cruel summer)にしないでください。近いうちに会いましょう」と投稿。このメッセージは、あっという間に拡散された。(c)AFP