【8月3日 AFP】中国最高人民検察院は2日、湖北(Hubei)省の検察当局が、サッカー中国代表の李鉄(Li Tie)元監督(46)を贈収賄などの罪で起訴したと発表した。中国政府は最近、スポーツ界における汚職の取り締まりを強化している。

 中国サッカー界では、昨年11月から上層部に対する調査が行われており、李氏の他に中国サッカー協会(CFA)の陳戌源(Chen Xuyuan)会長らも「重大な法律違反」の疑いで調査の対象となっている。

 李氏は現役時代の2002〜06年にイングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)でプレーし、中国代表としても90試合以上に出場するなど、中国サッカー界で有数の知名度を誇る。代表監督には20年に就任したが、昨年のW杯カタール大会(2022 World Cup)出場を逃して辞任していた。(c)AFP