【8月2日 AFP】ポーランド国防省は1日、ベラルーシのヘリコプター2機が領空を侵犯したことを受け、同国との国境に駐留する部隊を増強する方針を明らかにした。

 国防省は「国境付近で訓練していたベラルーシのヘリコプター2機が、ポーランド領空を侵犯した」と主張している。

 領空が侵犯されたのはビャウォビエジャ(Bialowieza)地区で、ヘリはレーダーによる探知を避けるため、非常に低い高度を飛行していた。北大西洋条約機構(NATO)には報告済みだという。

 さらにマリウシュ・ブワシュチャク(Mariusz Blaszczak)国防相は、ロシアとベラルーシがポーランドへの「ハイブリッドな活動」を強めていることから、ベラルーシ国境に駐留する部隊の増強を命じたと明らかにした。

 ベラルーシ国防省は領空侵犯の主張について、「ベラルーシ国境付近での兵力と軍備の増強を再び正当化するために、ポーランドの軍指導部と政治指導部によってなされたものだ」と指摘している。(c)AFP