【8月1日 AFP】中国・杭州(Hangzhou)市にある杭州動物園(Hangzhou Zoo)で飼育されているクマが着ぐるみではないかといううわさがインターネットで広がり、園側が声明で否定する事態に発展した。

 うわさになったのは、マレーグマの「アンジェラ」。来園者に向かって後ろ脚で立つ姿を映した動画が中国のソーシャルメディアで拡散されると、偽物ではないかというコメントが多数寄せられた。

 2本足で直立していることや背中にしわが寄っていることから、人間が入った着ぐるみではないかと疑う人もいた。

 だが動物園は7月30日、アンジェラによる回答という形で声明を出し、このうわさを一蹴した。

 その中で「アンジェラ」は、「仕事の後、園長に呼び出され、2本足の獣に代役をさせて、サボっているのではないかと問いただされた」と打ち明けた。

「私の立ち方が人間に似すぎていると思った人もいるようですが、改めて、私はマレーグマです!」

 東南アジア原産のマレーグマは世界のクマの中で最小で、大型犬ほどの大きさしかない。(c)AFP