【8月1日 AFP】1980年代に人気キャラクター「ピーウィー・ハーマン(Pee-wee Herman)」を演じた米コメディー俳優のポール・ルーベンス(Paul Reubens)さんが7月30日、がんのため死去した。70歳。

 フェイスブック(Facebook)の公式アカウントに投稿された発表によると、ルーベンスさんは過去6年にわたり闘病生活を送っていたが、生前は病気について公表していなかった。

 発表は、「昨晩、ポール・ルーベンスとお別れをした。コメディアン、脚本家、監督として象徴的な存在だった。ピーウィー・ハーマンは人々から愛されたキャラクターだった。前向きで、エキセントリック、そしてやさしさを大切にするその姿勢は、子どもから大人まで世代を超えて見るものを楽しませた」としている。

 1952年、ニューヨーク生まれ。70年代にロサンゼルスでコメディアンとして活動を開始。舞台として始まった「ピーウィー・ハーマン・ショー(The Pee-wee Herman Show)」がヒットし、テレビや映画にも活躍の場を広げた。1985年の映画『ピーウィーの大冒険(PEE-WEE'S BIG ADVENTURE)』では、映画監督のティム・バートン(Tim Burton)氏と組んだ。

 1991年にフロリダのポルノ映画館で下半身を露出して逮捕され、それ以降数年は表舞台から姿を消した。

 その後、映画やテレビ番組に復帰。2016年にはネットフリックス(Netflix)作品『ピーウィーのビッグ・ホリデー(Pee-wee's Big Holiday)』が公開された。(c)AFP