【7月30日 AFP】インド東部で29日、イスラム教の宗教行事に伴う行進が行われ、参加者の持っていた金属製の棒が高圧線に接触して感電し、少なくとも4人が死亡、7人が負傷した。警察がAFPに明らかにした。

 現在はシーア派(Shiite)にとって最も神聖とされるイスラム暦のムッハラム(Muharram)月に入っており、犠牲者らは預言者ムハンマド(Mohammed)の孫で7世紀に殉教したイマーム・フセイン(Imam Hussein)を悼む行事「アシュラ(Ashura)」に参加していた。

 警察によると、事故が起きたのは東部ジャルカンド(Jharkhand)州ボカロ(Bokaro)地区。一部の信者が所持していた金属製の棒が頭上にあった高圧線と接触したという。

 インドではモンスーン(雨期)に、洪水の影響で感電事故が多発する。政府の統計によると、毎年平均で約1万1000人が感電死している。(c)AFP