【7月29日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は28日、ロシアとアフリカは多極的な世界秩序を推進し、新植民地主義と闘うことで合意したと明らかにした。

 プーチン氏はサンクトペテルブルク(St. Petersburg)で開催された「ロシア・アフリカ首脳会議」閉幕後の報道陣向けの声明で、「公正かつ民主的な多極的世界秩序の形成を目指す取り組み」を称賛し、「新植民地主義、不当な制裁措置の行使、伝統的倫理観を損なう試みに対抗する共同の決意」を確認したと述べた。

「ロシア・アフリカ首脳会議」には、国家元首17人を含むアフリカ49か国の代表が出席を表明していた。

 共同宣言では「アフリカ大陸におけるあらゆる種類の国際的対立に断固反対し、より公正かつ公平で安定した多極的世界秩序の確立」を求めた。

 また、アフリカ諸国が「植民地支配下で略奪された文化財の返還を含む、植民地政策に対する補償」を確保する努力を、ロシアが支援すると述べられている。(c)AFP