【7月28日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の関係企業が27日夜、西アフリカのニジェールで起きたクーデターの試みを擁護する内容の音声メッセージを公開した。ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏のものとされる。

 メッセージの中でこの人物は事件について、「入植者に対するニジェール国民の戦い以外の何物でもない」と語っている。

 音声を公開したのは、「国際安全保障のための役員組合(OUIS)」 。米政府は同社を、中央アフリカに駐留するワグネルのフロント企業だとみている。

 ワグネルは先月、ロシア軍指導部の打倒を目指して反乱を起こしたものの撤退。以来、プリゴジン氏は公の場に姿を見せていない。今回公開された音声は同氏の声に似ているものの、AFPは本物かどうか確認できていない。(c)AFP