【7月28日 AFP】米大リーグ(MLB)は27日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)はデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)とのダブルヘッダー第1試合でMLB移籍後初完封を達成すると、第2試合では2本塁打の大活躍を見せた。

 まずは第1試合、9回111球を投げて1安打8奪三振でMLB初完投、初完封をマークし、チームを6-0の勝利に導くと、続く第2戦ではMLBトップの37号2ランと38号ソロを放ち、11-4の大勝に貢献した。ダブルヘッダーのうち1試合で投手として完封勝ちを収め、もう1試合で本塁打を放つのはMLB史上初。第2試合はけいれんのため途中交代した。

 エンゼルスのフィル・ネビン(Phil Nevin)監督は「きょうの彼はギアを一つ上げたように感じた」と振り返り、タイガースのA.J.ヒンチ(A.J.Hinch)監督も「彼が両試合の主役だった。2試合ともフィールドで最高の選手だった」と二刀流での活躍に脱帽した。

 また、エンゼルスのペリー・ミナシアン(Perry Minasian)ゼネラルマネジャー(GM)は第1試合の前に、今季終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷をシーズン中にトレードに出さないことを明言した。2014年以来のプレーオフ進出を目指すエンゼルスは同日、代わりにルーカス・ジオリト(Lucas Giolito)とレイナルド・ロペス(Reynaldo Lopez)を獲得し、投手陣を補強している。(c)AFP