【7月27日 AFP】第20回世界水泳選手権(20th World Aquatics Championships)は26日、福岡県で13日目が行われ、競泳男子200メートルバタフライではレオン・マルシャン(Leon Marchand、フランス)が世界新で制した400メートル個人メドレーに続いて、金メダルを獲得した。本多灯(Tomoru Honda)が3位に入り、銅メダルを獲得した。

 23日のレースで2008年の北京五輪でマイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)が樹立した世界記録を更新していたマルシャンは、クシシュトフ・フミレウスキ(Krzysztof Chmielewski、ポーランド)を2位、本多を3位に抑え、今大会で二つ目の金を獲得した。

 一方、女子200メートル自由形ではモリー・オキャラハン(Mollie O'Callaghan、オーストラリア)が世界新記録で優勝を飾った。

 オキャラハンは2009年に樹立された世界記録を上回る1分52秒85のタイムで、東京五輪金メダリストのアリアン・ティットマス(Ariarne Titmus、オーストラリア)、そしてサマー・マッキントッシュ(Summer McIntosh、カナダ)を破った。

 男子800メートル自由形では、アハメド・ハフナウイ(Ahmed Hafnaoui、チュニジア)が金メダルを獲得した。東京五輪で金メダルを獲得した400メートルではサミュエル・ショート(Samuel Short、オーストラリア)に敗れていたハフナウイだったが、この日はショートへのリベンジに成功した。

 男子50メートル平泳ぎでは、100メートルに続いて覃海洋(Qin Haiyang、中国)が2冠を達成。ニック・フィンク(Nic Fink、米国)が2位、孫佳俊(Sun Jiajun、中国)が3位に入った。

 ハンガリー・ブダペストで行われた昨年大会ではわずか個人メダル1個に終わっていた中国だったが、 この日は混合4×100メートルメドレーリレーでも金メダルを獲得している。(c)AFP