【7月26日 AFP】ロシア下院は25日、徴兵年齢の上限を30歳に引き上げる法案を可決した。ウクライナ侵攻が続く中、兵力を補強するのが狙いとみられる。

 法案は「2024年1月1日から兵役義務の対象年齢を18~30歳とする」と規定している。現在、男性には18~27歳の間に1年間の兵役が義務付けられており、徴兵は年2回行われている。

 法案は今後、上院での採決、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の署名を経て成立する見通し。

 法案は徴集兵について、徴兵当局から通知を受けた後、出国を禁じるとしている。

 兵役義務の対象年齢をめぐっては当初、21~30歳に段階的に移行させる案があったが、取り下げられた。(c)AFP