【7月24日 AFP】中国バスケットボール協会(CBA)は24日、米プロバスケットボール(NBA)のミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)に所属するカイル・アンダーソン(Kyle Anderson)が中国国籍を取得したと発表した。これにより、アンダーソンが中国代表として8月に開幕するFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)に出場する道が開けた。

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 中国は近年、外国人選手を次々に帰化させ、成績が振るわないことが多い各競技の代表チームの強化を図っている。アンダーソンはニューヨーク生まれだが、曽祖父が中国人だと伝えられており、今年に入って国籍取得を検討していると話していた。

 CBAはSNSの微博(ウェイボー、Weibo)で「全関係者の取り組みと支援によって、李凱爾(アンダーソンの中国名)が今朝、中国国籍を取得した」と発表。NBAの元スター選手である協会の姚明(Yao Ming、ヤオ・ミン)会長の横で、笑顔を見せるアンダーソンの写真も投稿した。

 中国は二重国籍を認めていないが、アンダーソンが米国籍を捨てたのかは明らかになっていない。アンダーソンが所属するティンバーウルブズは、昨季プレーオフに進出したが、最終的にファイナル王者となったデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)に1回戦で敗れた。(c)AFP