【7月24日 AFP】北米で21日に公開された映画『バービー(Barbie)』の週末3日間の興行収入は推定1億5500万ドル(約220億円)に上り、『Oppenheimer(原題、オッペンハイマー)』を抑えて首位を獲得した。映画館はバービーにちなみ、ピンクの服を着た観客であふれた。

 バービー人形をテーマにしたファンタジーコメディー『バービー』をめぐっては、原子爆弾の開発に貢献した物理学者ジョン・ロバート・オッペンハイマー(John Robert Oppenheimer)のシリアスな伝記映画『Oppenheimer』と同日公開だったことから、対照的な両作品のはしごをする「バーベンハイマー(Barbenheimer)」体験ができると公開前から話題になっていた。

 映画業界の推定によると、約20万人が同じ日に両作品のチケットを購入した。

 エンターテインメント業界の調査会社エグジビター・リレーションズ(Exhibitor Relations)によると、『Oppenheimer』の興収は推定8050万ドル(約114億円)と大成功を収めたものの、『バービー』に倍近く水をあけられた。

 調査会社フランチャイズ・エンターテインメント・リサーチ(Franchise Entertainment Research)の担当者は、これまでのコメディー映画で週末興収が8590万ドル(約122億円)を超えた例はないと指摘している。(c)AFP