【7月22日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(2023 Tour de France)は21日、第19ステージ(モワランアンモンターニュ~ポリニー、172.8キロ)が行われ、バーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のマテイ・モホリッチ(Matej Mohoric、スロベニア)が写真判定となる僅差で区間優勝を果たした。

 モホリッチはスダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のカスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen、デンマーク)とのスプリント勝負を制し、同選手の区間2連勝を阻止した。アージェードゥーゼル・シトロエン・チーム(AG2R Citroen Team)のベン・オコナー(Ben O'Connor、オーストラリア)が4秒差で3位に続いた。

 チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)は約14分遅れのメイン集団でフィニッシュし、残り2ステージとなった総合争いで首位を維持した。ヴィンゲゴーは総合2位につけるUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)との差を7分35秒としている。

 バーレーン・ヴィクトリアスは約1か月前、ツール・ド・スイス(Tour of Switzerland)でジーノ・メーダー(Gino Mader、スイス)選手が事故死する悲劇に見舞われており、チームに今大会3勝目をもたらしたモホリッチは涙を流し、「この勝利はすごく大きい。プロのライダーでいるのは本当に難く、厳しいものだ」とコメントした。(c)AFP/Damian MCCALL