【7月21日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(2023 Tour de France)は20日、第18ステージ(ムティエ~ブールカンブレス、184.9キロ)が行われ、スダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のカスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen、デンマーク)が区間優勝を果たし、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の同胞ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)が総合首位を維持した。

 平たんコースの今ステージは手に汗握るフィニッシュとなり、長い逃げを打ったアスグリーンがブールカンブレス(Bourg-en-Bresse)のゴールライン手前で猛追する集団を僅差でかわした。

 ロット・デスティニー(Lotto Dstny)のパスカル・エインコールン(Pascal Eenkhoorn、オランダ)が2位に入り、ウノエックス・プロサイクリングチーム(Uno-X Pro Cycling Team )のヨナス・アブラハムセン(Jonas Abrahamsen、ノルウェー)が3位に続いた。

 総合争いでは、ヴィンゲゴーが2位に7分35秒差をつけてトップを独走している。

 アスグリーンは、ヴィンゲゴーについての話になると最もうれしそうな様子を見せ、「前回覇者として、ヨナスはここで別次元の重圧とともにレースをしているけれど、その中でも素晴らしい結果を出している」と称賛し、「今年もまた彼のツール・ド・フランスになりそうだ」と語った。

 ヴィンゲゴーもアスグリーンについて、「カスパーが再び勝ってくれてとてもうれしい。自分たちは毎日ステージ中に話をしている。同胞がいるのはありがたい」と話した。(c)AFP/Damian MCCALL