【7月14日 AFP】宮崎駿(Hayao Miyazaki)監督の10年ぶりの新作長編映画『君たちはどう生きるか(How Do You Live?)』が14日、公開された。

 今作のために引退を撤回した宮崎氏は現在82歳。最後の作品になるかも知れないとの見方もある。

 スタジオジブリ(Studio Ghibli)は今回、あらすじを一切明かさず、鳥のような生き物が描かれたポスターのみを公開し、宣伝を最低限にする異例の手法を採った。

 東京・渋谷の映画館で午前中に観賞した大学生(21)は「最後(の作品)だからといって何か特別なことがあったというわけではないが、(宮崎)監督らしいわくわくする作品だった」と語った。

 英語教師として働くロシア出身の女性(30)は、ジブリ作品の良さが詰まっていたと話した。「怖くもあり、同時に魅惑的な作品だった。宣伝がなかったのでどんな話になるか分からなかったが、とても良かった」 (c)AFP