【7月14日 AFP】欧州食品安全機関(EFSA)は14日、ポーランドで猫24匹の鳥インフルエンザへの感染が確認されたことを受け、猫や犬の飼い主に対し、ペットを屋外に出さないよう呼び掛けた。

 鳥インフルエンザは現在、世界的各地で記録的な流行が確認されており、哺乳類への感染も急増している。ヒトには通常感染しないが、鳥と濃厚接触した場合などにまれに感染することがある。

 EFSAは、ペットとして飼っている猫や犬、その他肉食動物が、死んだり病気にかかったりした動物に接触することがないよう勧告。対策として、野鳥間で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の感染が広範に確認されている地域では、犬や猫を屋外に出さないことを挙げている。

 ポーランドでは今月10日以降、飼い猫24匹の鳥インフルエンザ感染が報告されている。イタリアでもここ数週間で犬5匹、猫1匹の感染が確認された。感染経路はまだ特定されていないが、鳥インフルエンザに感染した家禽類の生肉を食べたことが疑われている。(c)AFP