【7月11日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は10日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に先立ち、ロシアと国境を接するバルト3国のラトビアへの駐留部隊を「2倍以上」に増強する表明した。

 カナダはラトビアでNATOの前方プレゼンス部隊を主導しており、この部隊を旅団レベルに増強する。

 トルドー首相は訪問先のラトビア・アーダジ(Adazi)軍事基地で報道陣に対し、「われわれは民主主義と法の支配に仕え、守るため、カナダ兵を最大1200人追加配備し、駐留部隊を2倍以上に増強する」と説明した。

 カナダは部隊増強を含め、兵器システムの購入、諜報(ちょうほう)活動やサイバー活動の支援などで計26億ドル(約3700億円)を投入するという。

 トルドー首相は「これはカナダが同盟国を支援し、ロシアの侵略に対抗するための一手に過ぎない」と述べた。(c)AFP