【7月11日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)は10日、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になる中で、MLB6年目でまだ一度も進出したことがないプレーオフへの思いを口にした。

 シアトル(Seattle)で行われるオールスターゲーム(93rd MLB All-Star Game)を前に会見に臨んだ大谷は、通訳を介して、昨年までエンゼルスで5季連続で逃しているプレーオフへの気持ちは「年々強くはなっている。負ければ悔しいし、行けなかったら悔しい」と話した。

 エンゼルスは直近10試合で9敗を喫するなど、45勝46敗と勝率5割を切って前半戦を終了。現在ア・リーグ西地区4位に沈み、今季も期待外れのシーズンに終わる様相を示している。

 一方、来月1日に期限が迫るトレードについては「コントロールできないこと」とし、「自分が試合の中でコントロールできることをまずはコントロールしたい」とコメント。FAになることについては、初めてなのでどうなるか分からないと回答し、「シーズンをまずはけがなくしっかり自分の納得したものにしたい」と述べた。

 大谷との長期契約に興味を示しているとされる球団には、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)の名前が頻繁に挙がっている。

 しかし、大谷は2018年にMLB入りする際にシカゴ・カブス(Chicago Cub)との契約が間近と報じらていたことに触れ、「そういう記事はだいたいうそが多い」と指摘した。 

 大谷は11日のオールスターに指名打者(DH)で出場する。(c)AFP