【7月9日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)でヘッドコーチ(HC)とバスケットボール部門のトップを務めるグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)氏(74)が、新たに5年契約を結んだ。スパーズが8日に発表した。

 1996年にスパーズの指揮官に就任したポポビッチHCは、米メジャースポーツでは最長の政権を築き、5回のファイナル制覇にチームを導いた。2021年の東京五輪ではNBAスターで構成された米国代表を率い、金メダルを獲得。これまでには最優秀コーチ賞を3回受賞し、NBA史上最多となる通算1366勝を挙げている。

 また今回の契約により、チームが先月のドラフトで1位指名したビクター・ウェンバンヤマ(Victor Wembanyama)は今後数年にわたってポポビッチHCの指導を受けられることになった。

 金銭面に関する契約内容は明かされていないが、米スポーツチャンネルのESPNが匿名の情報筋の言葉として伝えたところでは、総額8000万ドル(約114億円)に上るという。これはデトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)がモンティ・ウィリアムズ(Monty Williams)ヘッドコーチ(HC)と結んだ6年総額7850万ドル(約112億円)と伝えられる報酬を上回る額となる。(c)AFP