【7月7日 AFP】米空軍は7日、シリアでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に対する作戦に加わっている米軍の無人機に対し、ロシア軍機が2日連続で計2回の妨害を行ったと明らかにした。

 米空軍のアレクサス・グリンケウィッチ(Alexus Grynkewich)中将は声明で、6日午前9時30分にロシア軍機が米軍の無人機MQ9リーパー(MQ-9 Reaper)に対し、危険かつ倫理違反的な行動をとったと非難した。

 ロシア軍機は米無人機の前に照明弾を投下し、危険なほど接近して飛行したという。

 前日にも同様の事態が発生。米無人機の前で推力増強装置を作動させたロシア機もあったという。

 米軍は今年3月、黒海(Black Sea)上空でロシアの戦闘機「スホイ27(SU-27)」が米MQ9リーパーに衝突して墜落させたと主張。ロシア側は責任を否定している。(c)AFP