【7月6日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は5日、同国軍の支配下にあり、軍事的な緊張が高まっているザポリージャ(Zaporizhzhia)原子力発電所について、ウクライナが破壊工作の準備をしていると述べた。

 ぺスコフ氏は記者団に「ウクライナ政権が破滅的な結果につながりかねない破壊工作を実行する恐れが非常に強く、状況は極めて緊迫している」と述べた。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領も今週、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領に対し、ロシアがザポリージャ原発を標的に「危険な挑発行為」を計画していると伝えていた。

 ロシアが昨年2月にウクライナに侵攻を開始して以来、両国はザポリージャ原発を危険にさらしていると相互非難を繰り返している。(c)AFP