【6月27日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は27日、ロシアで民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏による反乱が起きた際、自国軍に「臨戦態勢」を取るよう命令していたと明かした。

 国営メディアが報じたルカシェンコ氏の声明によると、同氏は「軍が完全な臨戦態勢を取るよう命令を下していた」という。ワグネルによる反乱は、同氏の仲介により短時間で終結したと報じられている。

 ルカシェンコ氏はさらに、ロシア正規軍とワグネルとの長期にわたる確執に対して適切に対応が取られなかったとも述べた。「われわれは状況を読み違えた。おのずと解決するだろうと考えたがそうはならなかった。今回の件で英雄はいない」 (c)AFP