【6月26日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)からドラフトで全体1位指名されたビクター・ウェンバンヤマ(Victor Wembanyama)が24日、入団会見を行い、必要としていた場所にたどり着くことができたとチーム加入を喜んだ。

 224センチの体格とスキルを兼ね備え、リーグに変革をもたらす才能の持ち主として広く評価される19歳のウェンバンヤマは、名指導者のグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)のもとで成長できることを楽しみにし、さらにティム・ダンカン(Tim Duncan)氏、デヴィッド・ロビンソン(David Robinson)氏、エマヌエル・ジノビリ(Manu Ginobili)氏というチームのレジェンドから助言をもらいたいとも考えている。

 2003年のレブロン・ジェームズ(LeBron James)以来、最も注目される全体1位指名選手と言われたウェンバンヤマは、23日にサンアントニオ(San Antonio)の空港へ降り立つと、ファンからロックスターのような歓迎を受け、さらにその後にはダンカン氏、ロビンソン氏、ジノビリ氏との夕食会にも招待された。

 ウェンバンヤマは「あの数時間で、NBAについて、それまでの人生で学んできたよりも多くのことを学べた」と喜び、「3人が今もサンアントニオに住んでいて、チームに引かれ、関係を保っていることが分かってすごくホッとした」と話した。

「クラブだけでなく、NBAにとってのレジェンドがいて、僕を助け、同じ間違いを2度犯さないよう導こうとしてくれるのは励みになる。ルーキーにとっては大きなアドバンテージだ」

 また、ドラフト加入が決まって以来、到着を待ち望んでいたファンを喜ばせるかのように、ウェンバンヤマはすでに「長い間」サンアントニオに住む可能性を思い描き、「ここが自分の居場所だと感じている。着いて以来、会うのは素晴らしい人ばかりだし、歓迎されていれば順応するのはたやすい」と話している。

 ウェンバンヤマにとって、スパーズのユニホームを着て臨む初の対外戦は、7月のサマーリーグとなる。

 映像は24日撮影。(c)AFP