【6月22日 AFP】仏高級ブランド「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」は20日、2024春夏メンズ・コレクションを発表した。今年2月にクリエーティブディレクターに就任した米ヒップホップ・アーティストのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)氏(50)の初となるコレクションは、仏パリ市内の橋ポンヌフ(Pont Neuf)で開催された。

 ショーには、歌手のリアーナ(Rihanna)やビヨンセ(Beyonce)、俳優のゼンデイヤ(Zendaya)ら、多数のセレブも姿を見せた。

 アフリカ系米国人がヴィトンのメンズウェアを手掛けるのは、2021年11月にがんで死去したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)氏に続いて2人目。

 ショーが始まる前にAFPの取材に応じたウィリアムス氏は、自身が起用されたのは現在のブラックカルチャーの隆盛のおかげと語った。黒人の苦難の歴史に思いをはせ、「ここにたどり着くまでに、私たちの文化や同胞がこれほど苦しむ必要がなかったら、どんなによかったかと私たちは思っている」「多くの人が命を落とし、そうした犠牲と苦しみによって今の私たちがある」と語った。

 ショーの後には、歌手でラッパーのジェイ・Z(Jay-Z)が橋の上でパフォーマンスを行い、ウィリアムス氏本人も登場した。(c)AFP/Olga Nedbaeva and Eric Randolph