【6月22日 AFP】北大西洋で沈没した豪華客船タイタニック号(RMS Titanic)の残骸見学ツアーに向かった潜水艇が消息を絶ち、乗客乗員5人が行方不明になっている事故で、米沿岸警備隊幹部は21日、探知された海中の音の発信源はまだ特定できていないと語った。潜水艇に残る酸素は20時間分に満たないとみられ、救助隊は捜索を急いでいる。

 マサチューセッツ州ボストン(Boston)で記者会見した同幹部は、カナダの航空機が20日夜に検知した音について「正直なところ正体は分からない」としつつ、「望みを持ち続けなければならない」と話した。また今後24~48時間で、捜索に当たる船艇の数を現行の5隻から10隻に倍増させると述べた。(c)AFP