【6月19日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米オープン選手権(2023 US Open Championship)は18日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのロサンゼルスCC(Los Angeles Country Club、パー70)で最終日が行われ、ウィンダム・クラーク(Wyndham Clark、米国)が通算10アンダーでメジャー初優勝を果たした。

 クラークはイーブンパーのスコア「70」をキープし、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)との緊迫した勝負を1打差で制した。

 リッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)と並ぶ首位タイから出ると、14番でこの日4個目のバーディーを奪ってマキロイに3打差をつけたが、15番と16番の連続ボギーで1打差に縮められた。それでも17番で2オンを逃しながら、3打目をピンそば0.6メートルに寄せてパーセーブすると、最終18番ではアプローチで約18メートルにつけ、最後は約90センチのパーパットを沈めて優勝を決めた。

 一方のマキロイは、1番でいきなりバーディーを奪うと、その後は12ホール連続でパーをセーブしたが、14番で約2.7メートルのパーパットを外してボギーをたたき、クラークと同じスコア「70」で9年ぶりのメジャー5勝目には届かなかった。

 世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)が同じくスコア「70」で首位と3打差の3位に入り、全英オープン(The 150th Open Championship)王者キャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)が「67」と伸ばして4打差4位に食い込んだ。

 メジャー初制覇を狙ったファウラーは、7ボギーをたたいてスコアを5ストローク落とす悪夢の最終日を過ごし、ミンウ・リー(Min Woo Lee、オーストラリア)、スコア「63」で7ストローク伸ばしたトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood)と並ぶ5位タイに終わった。(c)AFP