【6月19日 AFP】23F1第9戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2023)は18日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がアイルトン・セナ(Ayrton Senna)に並ぶ通算41勝目を挙げた。

 総合2連覇中で、今季もトップに立つフェルスタッペンは、アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)に9秒570差をつけてポールトゥウィンで優勝し、チームにF1の通算100勝目をもたらした。41歳で上位争いを続け、復活のシーズンを送っているアロンソは今季6回の表彰台入りを果たし、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が3位に入った。

 今季8レースで6勝目を挙げたフェルスタッペンは、これでセナに並ぶ通算41勝。これを上回るのは、51勝のアラン・プロスト(Alain Prost)、53勝のセバスチャン・ベッテル(Sebatian Vettel)、91勝のミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)、103勝のハミルトンとなっている。

 フェルスタッペンは「チーム100勝目を挙げることができて夢のようだ。自分がそうした数字を達成できるとは思ってもみなかったから、今後も楽しみながら頑張っていきたい。とはいえ、きょうは僕らにとって最高の1日になった」と話した。

 シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)のフェラーリ(Ferrari)勢が4位と5位に入り、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が6位、マシンを改修したウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が7位と健闘した。

 以下、アルピーヌ(Alpine F1)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)、地元期待のアストンマーティンのランス・ストロール(Lance Stroll)と続いた。マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)は9番手でフィニッシュしたが、5秒ペナルティーにより13位。アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は14位だった。(c)AFP