【6月14日 AFP】長期間ベッドで寝たきりで過ごして宇宙空間の微小重力状態を模し、身体への影響を調べる「ベッドレスト研究」がフランス国立宇宙研究センター(CNES)の医療部門、宇宙医学・生理学研究所(MEDES)で行われている。

 宇宙空間で体験する微小重力状態を再現するために、被験者には2か月間、頭の方が6度下がるように傾けたベッドに寝たきりで過ごしてもらう。結果は宇宙飛行士らの生活環境改善に役立てられる。

 12人の被験者は全員男性で、3000人の応募者の中から選ばれた。

 寝たきりで過ごす60日間を含めた約3か月の拘束期間に対し、1万8000ユーロ(約270万円)が支払われる。(c)AFP