【6月14日 AFP】ロシアからドイツに天然ガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム(Nord Stream)」で昨年9月に起きた爆発に関連し、3か月前にウクライナによる爆破計画を察知し、米中央情報局(CIA)と情報を共有したのはオランダ軍情報保安局(MIVD)であることが分かった。メディアが13日、報じた。

 オランダの公共テレビNOSのほか、ドイツの公共放送ARDと週刊紙ツァイト(Die Zeit)の共同取材によれば、CIAはMIVDからの警告を受け、ウクライナ政府に爆破中止を要請した。MIVDは爆破計画の情報を「ウクライナの情報源」から入手したとされる。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は先週、CIAが欧州の情報機関から爆破計画の情報を入手したと報じていたが、国名は明らかにしていなかった。(c)AFP