【6月12日 AFP】フィリピン・アルバイ(Albay)州にあるマヨン(Mayon)山の火山活動が活発化しており、当局は11日、火山灰や有毒ガスにより健康に被害が及ぶ恐れを警告した。周辺地域に住む1万3000人近くが避難している。

 専門家によると、過去24時間で少なくとも1回の火山性地震を観測。マヨン山から溶岩が噴出している。

 市民防衛局は、麓や周辺地域の住民ら1万2800人以上が避難したとしている。

 首都マニラの南東330キロの地点にあるマヨン山は、国内24の活火山の中で最も活発とされる山の一つ。

 フィリピン火山地震研究所(Philippine Institute of Volcanology and Seismology)によると、10日には火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が通常の3倍を記録した。(c)AFP