【6月10日 AFP】ロードレース世界選手権のMotoGPクラスで通算7度の総合優勝を果たした伝説的ライダー、バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が9日、第91回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2023)のサポートレース「ロード・トゥ・ルマン(Road To Le Mans)」で優勝を果たし、二輪から四輪に転向するためのギアを上げた。

 2024年にルマン24時間のGT3クラスに参戦することを目標に掲げている44歳のロッシは、その手始めとして、この日仏ルマン(Le Mans)のサルト・サーキット(Circuit de la Sarthe)で行われた同クラスのレースにおいて、BMWのWRTチームでステアリングを握った。

 ジェローム・ポリカン(Jerome Policand、フランス)とシートをシェアして2位でゴールしたものの、トップのマシンがペナルティーを受けたことにより、優勝が決まった。

 ロッシは表彰台から下りる際に「自分たちにはスピードと良いバランスがあった。楽しかった」とコメント。さらに将来の展望として、とりわけ2024年の今頃を見据えつつ、GT3カテゴリーで「来年は大きな勝利を挙げる」との野心を口にした。(c)AFP